SSH  普通科理系コース2年次生がリレー探究に取り組みました。


~「関門海峡の潮流」を、「平家物語」など様々な視点から考察する~

 10月末に普通科理系コースの2年次生を対象としたリレー探究を行いました。リレー探究とは、設定したテーマについて、様々な教科・科目の視点から課題を 発 見する資質や能力を育むことを目的としているものです。このたびは、海の潮の流れについて、「国語」「地理歴史」「数学」「理科」「情報」等の教科の視点から 事物や現象を見ることとしました。内容については、以下のとおりです。

第1走者

地理A:地図から読み解く関門海峡の今昔
地理A
地形図を用いて、現在の関門海峡が形成された歴史を探る。

第2走者

古典B:安徳天皇図絵や「平家物語」を読み、考察する
古典B
壇ノ浦の合戦を潮の流れから考察する。

第3走者

物理:万有引力・潮汐力・合成速度
物理
潮汐力と潮流の合成速度を求める。

第4走者

社会と情報:Excelによるグラフの作成
社会と情報
潮汐力と合成速度を表したグラフを作成し、比較する。

第5走者

数学Ⅱ:微分を使って物理現象を解析しよう
数学Ⅱ
「潮汐力」と「地球と月の距離」との関係について微分を用いて考察する。

 このたびのリレー探究を受講した生徒が書いた感想には、「私たちにとって身近な関門海峡の潮流を様々な視点から考察することにより、同じ現象でもいろいろ な 見 方があることが分かった」などがあったことから、生徒は授業の目的に気付くことができたようでした。

詳細は、SSH・探究 News 6号 を参照してください。