探究科の2年 次生が「発展探究」の成果を披露しました。


~高校生の視点で、身近な事物・現象や地域の課題について研究する~

 2月4日(月)に、探究科の2年生が1年間取り組んできた発展探究の成果を披露するため、校内発表会を開催しました。それぞれの班の研究テーマは、次の表 のとおりです。どのグループの発表も身近な事物・現象や地域の課題を取り上げたものであり、参観された皆さんも興味深く聞いておられました。

人文社会科学科の研究テーマ

研究班名 課題研究テーマ
国語班 ◎「源氏物語」が今も魅力を持っているのはなぜか。
地理歴史班 〇ある“西高体操世代”の一日
公民班 〇東京五輪と山口県
英語1班  How to Enhance English Speaking Ability in Class
英語2班  言語を最短で理解するには

自然科学科の研究テーマ

研究班名 題研究テーマ
数学1班 〇我売洋菓子者也(我ラ、洋菓子ヲ売ル者ナリ)
数学2班 〇ゴールドバッハの予想
物理1班 〇音の遮断
物理2班 ◎津波防波研究
化学1班  消しカスから消しゴムへ
化学2班  鍾乳石の人工的模倣
生物1班  コウガイビルの再生実験
生物2班 ◎真菌類の作用メカニズム
保健体育班  卓球競技におけるスマッシュが可能な高さと距離
家庭班  墨汁を落とす

※ 3月10日に開催される探究学習成果発表大会において、◎印を付けた班が口頭発表を、〇印を付けた班がポ スター発表を行います。

公民班:東京五輪と山口県

 発表会は、探究科の2年次生にとっては、9月の中間発表会に続く2回目の挑戦で、このたびは、口頭発表を8分間行いました。生徒 は、この発表に向けて、こ れまでの研究をまとめるとともに、一人でも多くの聴衆に分かりやすく伝えるためには、どのようにすればよいかを考え、練習を積んできました。こうしたこともあ り、発表中においても、聴衆から歓声や感嘆の声が起こるなど、緊張の中にも和やかさのある発表会となりました。それぞれの発表の後は、大学の先生方をはじめと する参観された方々からの質問がありましたが、どの班も自分たちの言葉で分かりやすく答えることができました。


保健体育班:卓球競技におけるスマッシュが可能な高さと距離


数学班:我売洋菓子者也(我ラ、洋菓子ヲ売ル者ナリ)

 また、発表で用いたスライドも9月の中間報告に比べると、様々な工夫がなされており、要点を的確につかむことができる構成であったり、動画などを用いて聴 衆を引 き付ける工夫がなされたりしていました。

 閉会行事の指導講評では、こうした点を含め、大学の先生から高い評価をいただくことができました。

 なお、探究科1年次生は、サテライト会場(物理実験室)で校内発表会のライブ中継映像を見ました。


サテライト会場におけるライブ中継の様子

詳細は、SSH・探究 News 7号 を参照してください。