6月15日(土)〜16(日)にかけて、山口県教育委員会と山口大学理学部が共催する やまぐちサイエンスキャンプに、本校1年次生13人が参加しました。サイエンスキャンプでは、数学、物理、化学、生物、地学の五つの講座が開かれており、13人の 生徒はそれぞれの講座に分かれて、講義、観察、実験、巡検などに取り組みました。
数学講座では、整数の基礎について学習したのち、RSA暗号の仕組みについて学ぶこと
ができました。参加した生徒は、社会において数学が活用されていることを知り、数学の良さに気付くことができました。
物理講座では、光の回折と干渉、波長測定について学んだのち、光を利用した糖度の測定や 3D眼鏡を使用した実習にチャレンジしました。
化学講座では、有機化合物を合成したのち、合成した物質を普段使用することのない分析機器であるNMRを用いて物質の構造解析を行いま
した。
生物講座では、PCR法を用いたDNAの解析や、SDS−PAGEによるたんぱく質の分 離など、高等学校では体験することがまれな観察、実験を体験することができました。
地学講座では、1日目に秋吉台において巡検を行ったのち、2日目は秋吉台の地層がど のようにしてできたのか学ぶことができました。
このたびのサイエンスキャンプには、県内の県立高等学校から89人の高校生が参加しました。1日目の夜には、参加したすべての高校生が集まり、サイエン スにかかわる話題についてディスカッションを行う「サイエンスナイト」に参加しました。こうした取組みを通して、本校生徒も他校の生徒と交流を深め ることができました。