探究 科の1年次生が「夏休みディスカバリープロジェクト」に参加しました。


〜下関市及びその周辺地域で探究活動!〜


 8月2日(金)に、探究科の1年次生を対象とした「夏休みディスカバリープロジェクト」を実施しました。夏休みディスカバリープロジェクトは、1年次生が 四つのグ ループに分かれて、下関市やその周辺地域の大学や博物館等の施設を訪問します。それぞれの施設では、体験的な活動をとおして、社会や自然の事物・現象を直 接学びます。生 徒は、それぞれ訪問した施設で新たに気付いた疑問を整理して、その解決方法を考えます。


Aグループ

【午前】 下関市園芸センター
 昆虫に寄生したキノコ(冬虫夏草)を観察しました。また、「キノコ は地 球最大の生物である」と説明されていました。

 センター内を散策するとともに、栽培されているバラについて説明 を 受けました。
【午後】土井ヶ浜遺跡・人類学 ミュージアム

 模型を用いて、人骨を組み立てました。また、人骨化石(実物)を観 察 して、年齢や性別について考察しました。

 土井ヶ浜ドームにおいて、「人骨が現代まで残った理由」や「人骨が 同じ 方向を向いた状態で埋葬されていること」「埋葬された場所が居住集落とは離れていること」などについて説明を受けました。

Bグループ


【午前】下関地方気象台

  気象台の職員の皆さんが、普段の観測で用いている様々 な観測機器を見学しました。また、実際に気象予報に挑戦してみました。
【午後】下関市歴史博物館

 壇ノ浦の戦いや幕末に長州藩とイギリスが戦った下関戦争などをはじめ とする、下関の歴史について、1500年程度を振り返りながら説明を受けました。

Cグループ

【午前】道の駅北浦街道ほうほく

 駅長さんから、道の駅北浦街道ほうほくが取り組んでいる様々な 工夫について説明を受けました。
【午前】つのしま自然館
 角島の白色の砂をルーペで観察することにより、砂が有孔虫の化石で あることを学びました。
【午後】豊田ホタルの里ミュージアム

 ゾウカブトの幼虫やコウガイビルを観察し、その形態について考察し ました。



Dグループ

【午前】公益財団法人北九州産業学術推進機構

 産業ロボットの用途について説明を受けたのち、いくつかのロボット の実演を見学し、ロボットがどのような場で活躍することができるのか考察しました。

 九州工業大学の花本教授(本校卒業生)から電気モーターのデジタル 制御について説明を受けるとともに、コンピュータを用いて実際にモーターを制御してみました。
【午後】北九州イノベーションギャラリー

 VRフェンシングをはじめ、バーチャルリアリティーを活用した様々 なスポーツを体験しました。

 旋盤やボール盤など様々な工作機械を活用して金属を加工し、1 人1台ずつミニイーゼルを作りました。

 生徒は、昨日まで学校で前期課外を受講していましたが、これから始まる夏休みに向け、気持ちを切り替えるきっかけとなったようです。
 なお、それぞ れのグループが体験した内容や新たに抱いた疑問をクラス全員で共有するため、9月下旬に各クラスで報告会を実施します。