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1.理数科の特長
@ 理科・数学をより深く学べます。
授業で扱う学習内容や教科書は普通科と同じですが、普通科に比べて理科と数学に多くの授業時間が当てられています(右図参考)。
普通科理系より多い授業時間を利用して、実験観察や問題演習を多くおこないますので、理科や数学の学習内容について、より深く理解することができ、より一層力をつけることができます。


2年次には、普通科にはない「課題研究」の授業があります。物理・化学・生物・   数学の分野から選択して、課題を設定し、数人のグループで主体的な探究活動を行います。研究の結果はレポートにまとめ、発表会で発表します。

(写真は23年度課題研究の発表スライドから)

A 先端技術体験学習を実施します。
普通科では実施していませんが、理数科では2学期に大学を訪れ、最先端の研究に関する体験学習を行っています。24年度は1年生が山口東京理科大学、2年生は九州工業大学で実施します。大学の施設や実験機器の見学、大学の教官による模擬講義、数人のグループに分かれての実験実習などがあります。先端技術の研究を実感できると好評です。

(写真は23年度2年生九州工業大学での実験と結果発表の様子)
B 推薦入学を実施しています。
募集人員は入学定員40名の40%(16名)以内です。志願者に対して面接及び小論文の試験を行います。

【高等学校長が定める推薦要件】次のすべての要件を備えている者
1 学習意欲旺盛で,主体的に勉学に励み,豊かな人間性を備えていること
2 理科及び数学に強い興味・関心をもち,将来,理数系に進むことを希望し,そのための能力・適性を有すること

◆入学者選抜の詳細は、中学生のための学校紹介Webページの「入学者選抜の方法」も参考にしてください。
3.理数科Q&A
Q1. 中学3年で文科系、理科系の志望を決定するのは、早すぎるのではありませんか?
A. 最近の大学入試制度の複雑化や、合格のために必要な学習量の多さを考えると、ゆっくりしていられない「現実」もあります。また、特に科学的な資質を伸ばすためには、早い時期から取り組むことが有効とされています。できるだけ早く進路を決め、それに沿ったカリキュラムに基づいて準備を進めれば、その分有利になるし、余裕も生まれます。
  本校普通科でも、1年次の6月末には文系・理系の希望調査があり、12月の三者面談で決定します。進路選択の時期は、目前まできていると認識してください。
Q2. 医師・薬剤師など医療関係に進みたいと思いますが、理数科でなくても普通科理系でも、大学進学には影響しないと思うのですが?
A. 医学や薬学を学ぶためには、自然科学の幅広い基礎知識が不可欠です。平成24年度入学生からは、普通科でも理科3科目履修になり、高校時に自然科学の幅広い基礎知識を身につけるようになります。しかし、幅広い基礎知識を身につけるためには、多くの時間が必要です。理数科では、普通科に比べて理科と数学に多くの授業時間が当てられていますので、実験実習や問題演習を多く行うことにより、自然科学の幅広い基礎知識を身につけやすい環境を整えています。したがって医師・薬剤師を志す人には、ぜひ理数科に入学することをお勧めします。
Q3. 理数科に入学して、途中で志望が文科系に変わった場合大学受験に不利になるのでは?
A. 国立大学の文科系学部を志望する場合でも、センター試験で、数学と理科も必要となる大学が多くあります。また、二次試験の試験科目に数学が入っている文科系学部も多く見られます。特に、経済学部などでは、入学後も数学が必要となりますので、理数科の強みが発揮できます。また、3年次に理数数学7単位のうち3単位を現代社会か倫理の授業に替えることもできます。今までにも、理数科から国立大学の文科系学部に進学しています。
2.卒業生の声
 理数科は団結力の強いすばらしいクラスです。個性的な仲間と共に、楽しく充実した毎日を過ごすことができました。 理数科にはクラス替えがないので、将来理系分野で活躍したいという共通の目的意識を持った仲間と共に、3年間勉強に励むことができます。授業だけでなく、クラスマッチや文化祭があるごとに、理数科の仲間との絆が深まり、それまで築き上げてきた団結力は受験を乗り越える上で重要になります。よい雰囲気の中、受験に向かってお互いに高めあったり励ましあったりすることができました。理数科のみんながいたからこそ、辛くても最後まで頑張ることができたのだと思います。
理数科では、1,2年生のうちにいくつかの大学を訪問します。研究室や設備を見学し、大学によっては研究の実演を見ることができるので、早い時期から大学受験を意識するよい機会となりました。
2年次の課題研究では、グループごとに興味がある題材について詳しく学習し互いに発表しました。新たな興味関心が生まれるきっかけとなっただけでなく、効果的なプレゼンテーションの仕方も学べ、将来に役立つ経験となりました。
このように、理数科で過ごすことには多くのメリットがあります。特に3年間を共にした仲間は私にとって大切な存在となり、理数科だったからこそできた経験だと思います。もちろん理数科の人だけでなく、普通科の人との関わりもありますし、私は部活動をしていたので、先輩や後輩とのつながりもでき、理数科で充実した3年間を過ごすことができました。みなさんも理数科に入学し、中身の濃い高校生活を送りませんか。 
(2012年3月卒 山口大学医学部医学科へ進学)
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